学童保育ってなにをするの?種類や内容を詳しくご紹介!

お子様の小学校が終わった後、親御さんの仕事が終わるまで、面倒をみてくれるのが学童保育です。共働きやお子様を友達と安全に遊ばせたいと、入所を考えている方もいることでしょう。

とはいえ、学童保育はなにをしてくれるのか、きちんと知らない方も多いのではないでしょうか。本記事では、学童保育の大まかな流れや種類について、詳しく解説いたします。

1. 学童保育とは

学童保育は、子どもの安全と健全な成長、そして昼夜働く親御さんのための施設です。ですが実は、学童保育にはさまざまな基準があり、厚生労働省によると『学童保育は、年間278日、1,650時間にも及ぶ家庭に代わる毎日の「生活の場」』と定められています。
友達と遊んだり勉強したり、放課後は子どもにとって、非常に貴重な時間です。お子様とコミュニケーションをとる時間がとれない家庭でも、お子様がのびのび成長できるようにサポートする施設となります。
ここにある「生活の場」というのは、家庭で行われているような宿題・遊びの時間や、親=大人との会話の時間も含まれており、学童保育では、このような時間が設けられていなければなりません。できるだけ「ごく普通」の生活に近い保育にするために考えられています。

2. 学童保育の種類

学童保育は、公設の「放課後子ども教室」・「放課後児童クラブ」や、また民設の「民間学童保育」という3つの種類にわけられます。今ある学童保育の多くは公設ですが、民設の学童保育にしかないメリットもあります。3つの学童保育それぞれの、特徴や、メリット・デメリットを紹介していきましょう。

2-1.放課後児童クラブ

放課後児童クラブは、厚生労働省を管轄にもつ学童保育です。対象は10歳未満(小学校4年生くらい)で、親が働いていることをはじめとした利用条件があります。必要性の高い児童から受け入れる態勢をとっているため、入所しやすいとはいいにくいでしょう。
平日は放課後~18時ごろまで、休日は9時~17時の日中に預かってくれる施設が多く、指導者の目の元、子どもたち同士で好きなことをして過ごします。料金は4,000円~1万円が相場です。
子どもが多く、友達ができやすいことはメリットですが、その分指導員の目が行き届かないこともあります。とはいえ、人数が多すぎず、指導者の目もほどよくあるため、3つのなかではもっともバランスがよいでしょう。

2-2.放課後子ども教室

放課後子ども教室は、文部科学省の管轄にある学童保育です。対象は公立小学校に通う児童すべてで、条件はとくにありません。
平日放課後~16、17時を目途として子どもを預かってもらえますが、土曜日は実施していることが少ないでしょう。ほとんどの場合、料金は無料で、おやつはあません。
学校内に併設されていることが多く、子どもたちは校庭を使って遊ぶこともあります。地域の方から指導者を募って運営します。学習指導というよりは、見守るイメージです。
メリットは、すべての児童が対象かつ料金が無料なこと、学校から直接通えるため、安全性が高いことです。デメリットは、人数が多すぎて指導者の目が行き届かないことや、サービスに制限が多いことがあげられます。
3つのなかでは、もっとも入所のハードルが低いといえます。「とりあえず子どもを預けられる場所を確保しておきたい」という家庭にオススメです。

2-3.民間学童保育

民間学童保育は、民間会社や学校法人が「サービス」として提供している学童保育です。対象や条件に縛りはなく、基本的にはすべての子どもを受け入れています。
平日は放課後~20時ごろ、休日だけでなく、夏休みなどの長期休暇でも朝から対応していることがほとんどです。民間の団体が運営しているため、仕様はさまざまで、22時まで預けられる場合や、24時間対応の団体もあります。勉強の指導に力を入れている団体は多く、スキルをもった指導者も期待できるでしょう。
メリットは、保護者のニーズにこたえる延長保育や、しっかりした学習指導です。デメリットはその料金や、民間団体によっては、サービスがまちまちなことです。3つのなかではもっとも自由度が高く、スケジュールや子どもの学習面で、安心できる学童保育といえるでしょう。

3. 学童保育の流れ

それでは、学童保育の具体的な流れをご紹介します。

3-1.学童保育へ向かう

まず子どもたちは、学校が終わり次第、学童保育に向かいます。小学校1年生は授業が短いため、14時半ごろに授業が終わることもありますが、学童保育は学校のスケジュールに合わせて柔軟に対応してくれます。
小学校に併設されている場合は心配ありませんが、民間のものは、学校から徒歩で行くこともあります。最初のうちは送迎、慣れてきたら友達同士で通わせるようにしましょう。

3-2.宿題をする

学童保育についたら、宿題を終わらせる時間が設けられています。ご家庭で行われる「宿題→遊び」の流れを再現しているのです。指導員は積極的に宿題指導を行うわけではありませんが、質問すれば、答えてくれます。

3-3.おやつを食べる

宿題が終わり、上級生が帰ってくると、おやつの時間がはじまります。事前に支払っていた料金から市販のおかしが用意され、みんなで同じものを食べるので、用意する必要はありません。アレルギーがある児童は、事前に伝えれば、柔軟に対応してもらえるでしょう。

3-4.自由時間

おやつが終わると、児童によってはお迎えの時間が近づくため、自由時間とされています。学校に併設されている場合は校庭で遊べるうえに、もちろん施設にはオセロやトランプといった大人数のおもちゃをはじめ、ひとりで楽しめる本もそろっていて、おのおのが自由な時間を過ごせるのです。

3-5.家へ帰る

多くの場合、17時~19時には親の仕事が終わり、お子様は家へと帰ります。退所時間を連絡帳やボードに記入して、友達に別れを告げたら学童での1日はおしまいで、この後は家庭の時間です。お迎えが必要なく、子どもだけで帰宅する学童もあるため、リサーチを欠かさないでください。

4. まとめ

本記事では、学童保育の定義、種類や流れについてご紹介しました。子どもが放課後を楽しく過ごす、学童保育のイメージがついたでしょうか。学童保育は、自治体や団体によって、さまざまなことを行いますが「子どもの生活の場としてのびのび育てる」という理念は共通しています。

「エンジェルキッズ学童クラブ」は、通常保育をはじめ、休日・一時保育まで親のニーズにこたえる学童保育を行っています。ぜひともお気軽にお問い合わせください。

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